2008年03月22日

祖母逝く

15日朝、父からの一本の電話。
「おばあさんの具合が悪い。すぐ帰って来れるか?」
それは危篤を知らせる内容の電話だった。

今月5〜6日に帰省して元気な姿を見てきたばかりだったのに・・・。
夫の予定を変更してもらい、弟と3人で実家に向かった。
きっと回復してくれているだろうと願いながら・・・。

16時
そのまま病院へ直行。
病院の入り口で父が出迎えてくれていた。
その顔には笑みもなく、目の周りが赤く腫れていた。
「もって今日明日かもしれないそうだ・・・」
父の疲労した顔とその言葉で、現実の重さに気づく。
父は、祖母のいる病室への道すがら容体の説明をしてくれた。

先月の終わりごろから軽く風邪をひいていたが、今月2週目に入り少しづつ容体が悪化
14日になって肺炎と診断され即日入院となったとのこと。
87歳と高齢なこともあり、
回復させる体力があればいいのだが・・・。

病室に着くと、祖母は酸素吸引等の管に繋がれ静かに横たわっていた。
小柄な体がいっそう小さく見える。
10日前に会った人とは別人のような変わり様に、
思わず涙があふれてかける言葉がみつからない。
人は、こんなにも急激にもやせ細れるのだろうか・・・。
ベッドの脇で、母が見たこともないような苦痛の顔で、
祖母の背中をさすっていた。
病室には、親戚・孫一同が既に集まっていた。

「おばちゃん、待ってたんだよ」

と声を掛けてくれた。
弟、夫と3人で順々に祖母の手を取り声を掛けた。
遠い虚ろな眼をしていたが、私たちの握る手を一生懸命握り返してくれたのだ。
思った以上に力強く、反応も早かった。
こんなに力強いんだったら、回復するんじゃないのか・・・と思った程に。
その後は、
抗生物質の投与と酸素吸引の数値を睨めっこする時間が続いた。

症状が少し落ち着いたところで、
妊婦の私と夫はひとまず実家に帰ることになり、
病院に泊り込む、父母、叔母さん(祖母の娘)以外、親戚のみんなも一旦帰ったようだった。

     ********

翌朝、6時に起きる。
7時には病院にいくつもりで、朝食を食べようとしたときだった。
6時25分過ぎ
弟の携帯に父から電話が入った。
「25分 おばあさんが亡くなったよ。もう病院にはこなくていいからな」


   **********


優しく、強い祖母だったな。
長男である私の父が19歳くらいの時に夫を癌で亡くし、
その後、女でひとつで4人の子供を育てあげた。
乳がん、心筋梗塞など・・・4回も体にメスを入れ体はボロボロだったそうだが、
心は強い人だったと父が話してくれた。
家族みんな、祖母の作るお手製の”おまんじゅう”や”旬の料理”が大好きだった。
ひ孫の顔をもう少しで見せられるところだったんだけどなあ。
残念でならない。

   *********

葬式がおわり今でも祖母の遺影の周りは、祖母が大好きだった沢山の花で
囲まれている。

そういえば、
葬式の前夜、弟が祖母の元気な姿を夢でみたらしい。
夢の中で亡くなったことを把握していた冷静な弟は、不思議に思って
 「どうしただい?」
と祖母に声を掛けると、
 「49日までは、まだ(家に)いるだことい」
と笑って答えたそうだ。
不思議なこともあるもので。。。

家族みんなで、まだまだ祖母のぬくもりを感じている今日この頃です。
posted by たろこ at 17:00| 東京 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いいおばあちゃんだったね。
オレにもすごく優しくて本当の孫みたいにしてくれたよね。
たろこの実家に行くと、いつもお父さん、お母さん、おばあちゃんが優しくて、温かくて、居心地が良くって・・・
いつも自分の家以上にくつろいでいるよ。

オレだけでなく母にも同じように接してくれて、母もこの悲しい知らせに涙を流していました。

俺たちの子どもを、おばあちゃんにとっての初ひ孫を見てもらえなかったのが残念だけど、そこにもおばあちゃんの優しさがあったのかもしれない。

良い思い出をたくさんくれたおばあちゃん、ありがとう。

安らかにお眠り下さい。
Posted by とど at 2008年03月23日 23:27
ありがとう
なんだかバタバタいそがしくてゆっくりできなかったね。ごめんね。

弱いところを一切見せない祖母だったな〜と思いました。
近所のお茶のみ友達のおばあさん達がとっても肩を落としているらしく、母と私とでそれがとっても気がかりです。
Posted by たろこ at 2008年03月24日 14:47
突然のことでしたね。お悔やみ申し上げます。

家族全員に見守られて安心して天国に行かれたと思います。
皆に愛されてお祖母ちゃんも幸せだったでしょうね。

きっと赤ちゃんの誕生も天国から見守ってくれていると思いますよ。
Posted by かど at 2008年03月28日 05:54
かどさんへ

ありがとう〜
毎日祖母にお線香あげて経過報告してます。
無事産む事がおばあちゃん孝行かなぁとおもって、気をつけたいですね。

かども最近おじいちゃんを亡くしたばかりだったよね。ほんと寂しくなるよね・・・。
Posted by たろこ at 2008年03月28日 11:38
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。